引用(8)

ある種の思想が雇われるのは、ひとえにコノ国ハ永遠ナリと宣言するためだ。これらの思想は、夜となく昼となく、ひたすら証明してみせるのである。――コノ国ハ自然ノ一部ニシテ、不変ナリ、と。これらの思想が、永年勤務して脂肪がつきすぎると、ときおり、もっと若くて、もっと有能な、別のやつに取り替えられる。が、そいつらは、古ぼけたものを、あたらしい言葉で主張するにすぎない。


ブレヒト『転換の書 メ・ティ』(石黒英夫・内藤猛訳)




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